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新生病院ニュース(No.26):超音波画像診断装置の更新に伴い「超音波検査」が充実!

お知らせ

今般、超音波画像診断装置(Canon Aplio a Verifia)を新たに導入しました。これにより、今まで以上に多岐にわたる超音波検査を行うことができるようになりましたのでお知らせします。超音波検査の内容については、以下の通りとなっています。

<超音波検査概要>

1)腹部超音波検査

 各臓器の形状や大きさを観察し、良性腫瘤や悪性腫瘤(ガン)、結石、炎症の程度、腹水の有無、動脈硬化など、様々な疾患を発見することができます。

 イ)消化器系では、主に肝臓、胆のう、すい臓、胃、大腸、小腸、腹部大動脈など

 ロ)泌尿器系では、腎臓、尿管、膀胱、尿道、前立腺など

 ハ)婦人科系では、子宮、卵巣、ダグラス窩など

2)心臓超音波検査

 心臓は全身に血液を送るポンプの役割を果たしています。心臓は4つの部屋と4つの弁からできており、超音波検査では各部屋のバランス、壁の厚さ、奇形の有無などを調べます。また、心筋の動きや、弁の閉まり具合、開き具合も分かります。カラードプラという方法を使うと血液の流れを視覚的にとらえることができ、弁の逆流も分かりますので、弁膜症や心不全などの心臓機能の評価も行うことができます。

3)頸動脈超音波検査

 頸動脈は頭に血液を送る大切な血管です。体の表面に近く観察がしやすいので動脈硬化の診断に用いられます。頸動脈の動脈硬化を調べることは、脳の病気だけでなく心臓の病気(狭心症、心筋梗塞など)の危険を推測するのに役立ちます。

4)甲状腺超音波検査

 甲状腺は頸部の下方にある蝶のような形をした臓器で、新陳代謝をコントロールするホルモンを分泌しています。この検査では甲状腺の大きさや形、さらに炎症の程度や腫瘤の有無を調べます。

5)乳房超音波検査

 乳房内の腫瘤(しこり)の有無や腫瘤の形状・広がりや炎症の程度を調べることができます。腋窩リンパ節の腫れなども観察することができますので、早期乳がんの発見に役立つ検査です。

6)下肢血管超音波検査

 足の血管の血液の流れに異常がないか、血栓(血の固まり)の有無などを調べます。下肢動脈では動脈硬化の程度や動脈瘤、血栓などがないか、下肢静脈では血栓や静脈瘤などがないかを調べます。

7)運動器超音波検査

 エコーを利用した検査は、筋・腱・靭帯、血管等の軟部組織の画像描出に優れ、CTやMRIのように静止時だけでなく、リアルタイムに筋・腱・靭帯の断裂、損傷の動的評価を行うことができます。

以上